こんな業者に要注意!
注意するべき箇所の早見表
| サイン(要注意) | 何が危険? | どう確かめる? | 回避・対策 |
| 相場とかけ離れた最安見積 | 後出しの追加・手抜き・違法処理 | 内訳・数量根拠(運搬台数/距離、写真)要求 | 内訳比較・追加条件と単価表を契約に明記 |
| アスベスト調査は不要と言う | 法令違反・工事停止・高額是正 | 築年/部位説明→事前調査・必要届出の有無確認 | 調査報告の写しが出せない業者はNG |
| 産廃マニフェストは不要と言う | 不法投棄の連帯責任リスク | マニフェスト控の発行・処分場名を事前確認 | 契約にマニフェスト発行義務を記載 |
| 近隣挨拶や養生を軽視 | クレーム・損害賠償 | 挨拶範囲・散水/防塵/防音の計画確認 | 近隣対応計画の提示を求める |
| 会社住所・固定電話が不明 | 実態なし・逃げ得の恐れ | 登記簿・所在地写真・固定電話の確認 | 実在証明が曖昧なら契約しない |
| 保険(賠償/労災)未加入 | 事故時に無保険 | 対人対物賠償・請負賠償の保険証券 | 保険未加入=即NG |
| 前金“全額”や現金のみ | 破綻・持ち逃げリスク | 支払スケジュール(着手金/中間/完了)確認 | 完了後清算比率を高める |
| 契約書・約款を出さない | 条件不明で紛争化 | 変更条項・追加条件・検査方法の記載要求 | 契約書なしは不可 |
| 異常に短い工期を強調 | 安全軽視・品質低下 | 工程の人員/重機計画の妥当性確認 | 現実的工程を示す業者を選ぶ |
| “今すぐ決めれば割引”で急かす | 検討時間を奪う手口 | 期間限定の根拠資料提示を要求 | 即決せず冷却期間を置く |
| 口コミが不自然 | 自作自演の可能性 | 地図の実在レビュー・複数媒体で照合 | 複数媒体で一貫して良質な評価を確認 |
| 許可・資格の提示を渋る | 無許可営業の恐れ | 産廃収集運搬許可・建設業許可・石綿事前調査 | 写し提出がない場合は見送り |
| 下請け丸投げで実体不明 | 品質・責任所在が曖昧 | 施工体制表(誰が何をやるか)を確認 | 現場責任者名と連絡先を契約に記載 |
2. 分野別:避けるべき業者の特徴(網羅)
2-1. 法令・安全を軽視
石綿(アスベスト)事前調査・届出を軽視/未実施。
建設リサイクル法の事前届出や道路使用/占用を「今回は要らない」と言う。
現場の仮設・養生・散水・防塵/防音を削る提案。
安全衛生計画・KY(危険予知)ミーティング記録の不提示。
2-2. 見積・契約が不透明
“一式”連発で内訳が見えない。数量根拠(面積、搬出台数、距離)が出ない。
追加費用条件(地中障害・アスベスト・残置物)が曖昧。
契約書/約款/工程表を出さない、検査・引渡し基準が不明。
2-3. 廃棄物・環境のリスク
産廃マニフェストを発行しない/処分場の指定が無い。
不自然な処分費の安さ(不法投棄の疑い)。
分別解体を行わず混合で積込む。
2-4. 近隣・コミュニケーション不足
近隣挨拶や作業時間の周知をしない。
緊急連絡先を渡さない。
苦情対応の責任者が不明。
2-5. 会社実態の不透明さ
所在地がレンタルオフィスのみ、写真照合で実態がない。
担当者が頻繁に変わる/携帯のみ。
法人番号・登記・保険の確認を嫌がる。
2-6. 金銭条件の異常さ
前金全額・現金のみ・領収書なしを求める。
金利や割賦の条件が口頭のみで根拠がない。
代理受領(補助金の業者受取)可否の説明がない。
3. 事前審査チェックリスト
□ 見積内訳(仮設/本体/分別運搬処分/回送/付帯/アスベスト/諸経費)が明確
□ 数量根拠(面積、運搬台数・距離、写真)が添付
□ 追加費用の発生条件と単価表(地中障害・残置物・アスベスト)が添付
□ 契約書・約款・工程表・検査基準が事前に提示
□ 賠償責任保険/労災の保険証券コピー
□ 石綿事前調査報告(必要時)と届出の実施計画
□ 産廃マニフェスト発行・処分場名・フローが明記
□ 近隣挨拶計画(範囲・方法・緊急連絡先)
□ 施工体制表(元請/下請の役割、現場責任者名・連絡先)
□ 支払い条件(着手金/中間/完了、領収書発行)が妥当
4. 見積書で“必ず”見るポイント
□ “含む/含まない”一覧:外構・樹木・地中物・整地仕様・ライフライン撤去。
□ 整地仕様:砕石厚み、転圧回数、勾配。
□ 運搬・処分:運搬台数・距離、処分場名、分別項目。
□ アスベスト:調査の有無、想定部位、除去の要否・別途費。
□ 近隣対策:養生、散水回数、作業時間、誘導員の手配。
□ 工程:人員/重機の割付、天候延期時の取り扱い。
5. 口コミ・評判の見極め方(簡易OSINT)
□ 複数媒体で照合:Googleマップ/業種ポータル/SNS/官報の登記。
□ 不自然なパターン:同日大量の★5、文体が同一、レビューアの投稿履歴が皆無。
□ 実在性:所在地写真、現場車両の社名、固定電話の有無。
よくある質問
Q. どの程度の前金なら妥当?
A. 業界では0〜30%程度が一般的。全額前払いは避ける。完了後支払いの比率を高めるのが安全です。
Q. 最安見積を選ぶのはNG?
A. 最安でも内訳の根拠と追加費用のルールが明確なら選択可。根拠が曖昧なら後から高くなりがちです。
Q. 法令順守をどう見極める?
A. 石綿調査報告・届出控・マニフェスト・保険証券・処分場名を事前に提示できるかで判断します。
Q. 下請けが多いと何が問題?
A. 連絡遅延・責任の所在不明・品質ばらつき。施工体制表と現場責任者の連絡先を契約で確定しましょう。